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2020/7/16 COVID-19 見えない敵 [考える]

テレビや新聞で見聞きしたことからの考察です。
個人的な感想なので、正確ではありません。

非常事態宣言とその解除後の感染者数の推移をみると、やはり「密」が感染拡大のキーワードであることは間違いなさそうです。

感染機序は、飛沫感染と接触感染と言われていますが、最近になって、WHOは空気感染の可能性も否定できないとの見解を発表しました。

一般的には、空気感染するのであれば、もっと爆発的に感染が広まると考えられます。

感染が爆発的ではなく、比較的緩やかに拡大するのはなぜでしょう。

マスクは感染防御には不十分なのではないかと思います。
感染している人がマスクをしていることは、飛沫を飛ばさないという意味で有効だと思います。
しかし、感染している人がマスクをせずに飛沫をばら撒いている場合、周りにいる人がマスクをしていても、感染を防ぎきれないのではないかと思います。

それを説明するには、比較的短時間、狭い範囲で空気感染が成立すると仮定する必要があります。

実際、感染が判明した患者に接する、感染防護具を装着した医療従事者は感染しません。
しかし、マスクだけで対応している医療従事者には、感染していることを知らない患者からの感染がみられています。

感染予防策として、自分が無症状でも感染しているかもしれないと考え、周りに人がいるところではマスクをはずさないということが重要だと思います。

そして自分がマスクをしていても、マスクをしていない人には近づかないということが重要だと思います。最も危険な場面は食事です。マスクをはずさないと、食事ができません。ですから、外食は避けて、できるだけ一人で食事をとり、マスクをしていない人の近くへ行かないというのが、今考えられる最善の予防策です。

その理屈でいくと飲食店以外に、銭湯や温泉、床屋、美容院、歯医者など、マスクをはずす場所も極力避けたほうがよいと思います。
狭い場所での空気感染があると考えると、ライブハウスのような場所で観客がマスクをしていても、演奏者がマスクなしでしゃべっていれば、観客への感染が起こることを説明できます。

この見えない敵との戦いは、有効なワクチンや治療薬が実用化されるまで終わらないでしょう。
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