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2019/6/18 日本内科学会セルフトレーニング問題 [学ぶ]

日本内科学会の総合内科専門医を更新するために必須です。
これまでも5年の更新ごとに受けてきましたが、今回はとても難しく感じました。
すなわち、私の知識が医学の進歩に追いつけず、遅れているということです。

最近の医学の進歩で、特についていけないのが、

遺伝子
疾患や、治療効果に関連した遺伝子が次々に見つかり、それぞれにアルファベットと数字を組み合わせたパスワードのような名前がついています。とても覚えられません。

癌治療薬
分子標的療法
免疫チェックポイント阻害薬
昔は人間丸ごと細胞分裂を阻害する薬が抗癌剤であり、それを使うと癌細胞だけではなく、正常な細胞も減少し、髪の毛は抜けてしまいました。
ところが最近の癌治療薬は癌細胞に特有の分子を標的にした治療薬や、
癌細胞増殖に関わる免疫系に作用する治療薬がでてきました。

つまり、昔は白血病とか、肺癌とか病名がつけば、細胞増殖を抑制する薬(=抗癌剤)を組み合わせた治療を一律に行っていたわけですが、今は、癌細胞の遺伝子を調べ、個々の患者に最適な治療を決めていくという複雑なプロセスが加わったということです。

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2019/4/21 目黒寄生虫館 [学ぶ]

N君と目黒寄生虫館に行ってきました。
寄生虫の生態で興味深いのは、ライフサイクルに中間宿主というヒト以外の生物を必要とするものがあることです。
学生の頃に習った日本住血吸虫がそのひとつです。
日本住血吸虫の成虫は門脈に寄生し、その卵は糞便とともに排泄されます。
卵は孵化してミラシジウムという幼虫になります。しかし、ミラシジウムはヒトへ感染しません。
水田などに生息するミヤイリ貝に感染することにより、その体内でスポロシスト、セルカリアと形を変え、セルカリアがミヤイリ貝の体内から水中にでて、ヒトの皮膚から侵入します。そして成虫になり、門脈に寄生します。
日本住血吸虫.jpg
中間宿主であるミヤイリ貝を徹底的に駆除した結果、日本住血吸虫は撲滅されたということです。
ウィキペディアに詳しく解説してありました。

西郷隆盛が沖永良部島に島流しされたときに、蚊に刺されて感染したとされるフィラリアは、リンパ管を閉塞し、陰嚢水腫を起こします。ここでは蚊が中間宿主になります。

条虫は、いわゆるサナダ虫ですが、ヒトから排泄された長い虫体が展示してありました。
IMG_5962.jpg
IMG_5963.jpg

狭い施設ですが、入場無料です。寄生虫の研究者はフリークというかオタクというか、取り憑かれてしまうようです。
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2018/5/27 減数分裂 [学ぶ]

減数分裂.jpg
理科は物理と化学で受験したN君。大学の生物の授業に苦慮しています。
減数分裂をわかりやすく説明した図を作成して彼に送りました。

パワーポイントが、PDFやJPEGなど、多様なファイル形式で保存できるように進化していました。
これまでは、Print Screenでペイントにペーストして、JPEGで保存してブログにuploadしたりしていました。


昨夜、NHKのSONGSという番組に薬師丸ひろ子が久しぶりに登場。
2013年のコンサートから4年以上たち、年をとりましたが、澄んだ声は変わりません。
ビデオの冒頭に詞:松本隆、曲:呉田軽穂とでてきます。
以前、松任谷由実がラジオで自分の作品のランキングを放送していた時に、1位がこの曲だったのですが、あれっと思って調べてみると、呉田軽穂という名前は、松任谷由実がほかの歌手に曲を提供するときに使っていた名前なんだそうです。


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