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2023/3/8 時間 [考える]

3/6 NHK ヒューマニエンスQ
テーマは「時間」

後半の「過去・今・未来」についての考察が興味深かった。

人間が認識する「今」は、0.1秒で脳のα波の周期とほぼ同じと考えられる。
今=意識といえる。

「今」の0.1秒が次々と過去になっていく。
その中で意味のあるものが記憶される。
人間は過去の記憶から未来を想像することができる。

もしも過去の「記憶」という機能が失われて、「今」だけになってしまったら、「時間」という概念は認識できなくなってしまうだろう。
「未来」を想像することもできなくなり、「今」、本能に従って、食べたり眠ったりするしかない。

小説「博士の愛した数式」では、事故で脳に障害が起こり、80分しか記憶できなくなるが、事故に合う前の記憶は残っている。

番組では、「今」を認識できないのが認知症だという。今日は何月何日?(時間) ここはどこ?(場所) 私は誰?(人)がわからなくなるのだ。

一生懸命生きてきて、過去を記憶に貯め込んだのに、忘れていき、死んだらすべての記憶がなくなる。
とても残念なことだ。

おまけ

「過去・今・未来」と聞いて、渡辺真知子の「迷い道」を思い出したが、今回のテーマとは関係のない歌詞だった。



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