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2020/9/22 御巣鷹の尾根 [歩く]

コロナウイルスが流行してから初めて遠出しました。
遠出と言っても、埼玉県の隣の群馬県です。

1985年(昭和60年)8月12日、墜落した日本航空123便(羽田→伊丹)。死者520人(生存者4人)。
あれから35年経ちました。

あの日、テレビでみました。
日本航空機の機影がレーダーから消えました。
翌朝、明るくなると墜落した飛行機の主翼とともに周囲が火に包まれていました。
4名の生存者がいたことは奇跡的でしたが、最終的にそのほかの乗員乗客520名が亡くなりました。

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2013年の年末から2014年の年始にかけて読んだ故・山崎豊子さんの「沈まぬ太陽」。
それから一度は訪れたいと思っていたところです。

私は墜落事故の遺族でも関係者でもないので、長い間、悩んでいましたが、今日、行ってきました。

ここは観光地ではないのでネット上でも公式には紹介されていません。
行った方のブログ記事が参考になります。
公共交通機関はありませんので、自家用車、レンタカー、タクシーでしか行かれません。
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カーナビで、「しおじの湯」を目的地にするとよいでしょう。
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「しおじの湯」からさらに30分ほどで、駐車場に着きます。
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前情報では、駐車場は10台分ほどということだったので、停められるか心配でしたが、空きがあり、駐車することができました。
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登山道は遺族の慰霊登山のために革靴でも大丈夫なくらい整備されていました。
30分ほどで御巣鷹の尾根に到着します。
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「昇魂之碑」には新しいお花が供えてありました。
日本航空の方なのか、よくわかりませんが、「あの日」ではなくても毎日、お供えしているのでしょうか。

周辺には、亡くなった方々個人の慰霊碑がありました。
そこには、亡くなった年齢が書かれてあったり、家族からの想いが書かれてあったりしました。
30〜50代の働き盛りのビジネスマン、子供を含む家族。

「事故」
それは突然大切な人を奪ってしまう。

飛行機事故だけではなく、自動車事故、医療事故、みな同じです。
その不運がなければ、もっと長く生きていたのに。
ご遺族の無念が伝わってきました。

この飛行機に乗っていて亡くなった坂本九さん。


亡くなられた全ての乗員乗客の皆さまのご冥福をお祈りします。
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コメント 4

yuuki_n

コロナ禍の今、聴きたいときが。
by yuuki_n (2020-09-22 21:32) 

SGW

yuuki_nさま
訪問ありがとうございます。
経済優先か感染予防か、沖縄も大変ですね。
早く終息することを祈ります。
by SGW (2020-09-23 13:14) 

yuuki_n

当時の事故のことは鮮明です。「うそでしょ!まさかでしょ!・・」生存者を含め、忘れられない事故でした。
by yuuki_n (2020-09-23 15:46) 

SGW

yuuki_nさま
御巣鷹の尾根に行ってわかったことは、ご遺族の深い悲しみでした。
直接話したわけではありませんが、書かれてある言葉から伝わってきます。
沖縄も太平洋戦争では多くの罪のない人命を失ったと学びました。
せめて争いで命を失うことのない世界を切望します。
by SGW (2020-09-23 20:23)