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2022/7/10 セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う [読む]

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個人差はあるもののヒトの性欲は50才以降、低下していきます。男性では緩やかに低下するのに対し、女性は閉経を機に急激に低下すると言われています。その結果、同世代の夫婦の場合、夫と妻の間にギャップが生じることになります。
さらに本のタイトルに「超」がついているように、認知症、要介護者になった超高齢者の性の問題も取り上げています。脳の老化によって性欲の抑制が効かなくなり、介護施設で介護者や他の入所者に迷惑行為をしてしまうことが問題になります。若い人が意図的に性犯罪を犯すのと異なり、脳の思考回路が壊れた結果、そのような行為を自制できなくなるのは、本人にとっても不幸であり、恐ろしいことです。
寿命が延びた結果必然的におこる、生殖のための性生活が終わった後の性の問題をどう解決すればよいか。高齢者のそうした悩みに、個人として、また社会としてどう向き合ったらよいのかを真面目に考える本です。
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