SSブログ

2021/1/24 氷の微笑 [観る]


氷の微笑 [DVD]

氷の微笑 [DVD]

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2018/04/27
  • メディア: DVD


何度も見ているのですが、Netflixにあったので、また見ました。
シャロン・ストーン/マイケル・ダグラス主演の官能サイコサスペンス映画です。

<少しネタバレ>
視聴者は冒頭のシーンで、真犯人はキャサリン(シャロン・ストーン)であることを強く印象付けられ、全ての殺人はキャサリンの完全犯罪であると確信する。
担当刑事のニックは、当初、キャサリンを容疑者と考えていたが、その後巧みにキャサリンのペースに引き込まれ、肉体関係を持って離れられなくなってしまう。
ニック刑事のかつての恋人で、今もニックを愛しているベス。無実のベスは、キャサリンのトリックに嵌められたニックによって銃殺されてしまう。

映画では、キャサリンがボス以外の殺人事件について、どのように自分が実行した殺人を偽装したかの具体的な描写がないのですが、最初のボスの惨殺シーンが強烈すぎて、見ているものは他の殺人もキャサリンの仕業だとマインド・コントロールされてしまうのです。

ラストシーンで、殺されるはずのニックはなぜ殺されなかったのでしょう?
続編へ繋げるためだった??

<ネタバレ>
冒頭いきなり、キャサリン(シャロン・ストーン)と元ロック歌手のボスのセックスシーンで始まり、キャサリンがボスの手首をベッド柵に縛り、アイスピックでボスの顔をめった刺しにして殺します。

翌朝、訪れたメイドがボスの遺体を発見、警察に通報し、捜査の結果、前夜一緒にいたキャサリンに容疑がかかる。

キャサリンは作家で、以前にこの事件と同じ場面を小説に書いていた。

刑事のニック(マイケル・ダグラス)と同僚刑事で親友のガスは事情聴取のためキャサリンの家を訪問する。
そこには、ニック刑事の過去の観光客を射殺した事件の新聞記事が置かれていた。

キャサリンを署に同行する車中で、今書いている小説の内容が「刑事が危ない女に恋に落ちる」「結末は女に殺される」ということを聞く。

キャサリンを尾行していたニック刑事は、キャサリンがヘイゼル・ドプキンスという過去に殺人の前科のある女性宅を訪問していることを知る。

一方、警察は、キャサリンの両親は事故死、キャサリンの大学在学中の指導教授がアイスピックで殺されていたことを突き止める。

ニック刑事がキャサリンにその件を尋ねると、その事件が小説の材料だったと答える。キャサリンは、ニック刑事が過去にコカイン中毒で、観光客を射殺した事件を起こしていること、そのことで妻が自殺したことを知っていた。

ニック刑事は、そのことを知っているのは監査官のベスしかいないはずと、ベスに詰め寄る。ベスは、捜査官のニールセンに報告したと告げる。

ニックは激怒し、ニールセンをなじる。
その夜、ニールセンは射殺体で発見され、ニックに疑いがかかる。

休職になったニックはキャサリンの操作を続けるが、キャサリンの誘惑に負けて肉体関係を持ってしまう。
キャサリンの同性のパートナー、ロキシーはニックに「身をひかないと殺す」と脅した。
そしてある夜、ニックを車で轢き殺そうとするが、カーチェイスの末、事故で死ぬ。
ロキシーもまた16歳のときに殺人歴があった。

キャサリンはベッドでニックに、学生時代にリサ・オーバーマンという同級生の女の子と一度だけ関係を持ち、その後、付き纏われて困ったという話をする。

ニックは、リサ・オーバーマンを調査するが、キャサリンと同学年には存在しなかった。
キャサリンにそのことを告げると、リサ・ホーバーマンだという。
リサ・ホーバーマンは存在した。
警察のデータベースで調査すると、リサ・ホーバーマンは監察官のベスと同一人物だった。
そのことをベスに問うと、結婚したときにエリザベスに改名し、その後、離婚して今の名前になったということだった。
ニックが元夫の職場を尋ねると、5〜6年前に銃殺で亡くなったという。

ニックがキャサリンを訪問すると、小説が完成したので、小説のモデルであるニックとの交際は終わりだという。このときニックは完全にキャサリンに気持ちを奪われていて、別れはとても受け入れられるものではなかった。

一方、学生時代のベスとキャサリンの関係の真相を確かめるため、ベス、キャサリンと大学で同級だったという友人に会うことになった。
約束の場所まで、ニックと親友刑事のガスが向い、ニックが建物に入っていくと、エレベーターを降りたところで顔を隠した何者かにアイスピックでめった刺しにされ死亡する。
後から駆けつけたニックは、ガスのポケットから銃を取り出し、犯人を捜す。
そこに片手をポケットに入れたベスが現れる。
ベスは呼び出されてここへきたと告げるが、ニックはベスが一連の殺人犯で、ガスもベスに殺されたと思い込む。
ベスがポケットから手を出した瞬間、ニックはベスに発砲し、ベスは死亡した。
ベスのポケットに銃はなかった。

その後、ベスが一連の殺人事件の犯人であることを裏付ける証拠が次々と明らかになり、当初、ニックを精神病者扱いしていた警察の同僚は、ニックが正しかったことを認めるが、ニックは逆に釈然としない。

ニックが自宅へ戻ると、家の中にキャサリンがいた。
別れを告げたキャサリンであったが、二人は激しく求めあう。
そしてベッドで‥
キャサリンはニックを殺さなかった。

ラストシーンでは、使われなかったベッドの下に隠されてあったアイスピックがクローズアップされる。
nice!(7)  コメント(0) 

nice! 7

コメント 0