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2020/5/31 幻夏 [読む]

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「冤罪」をテーマにした作品。
殺人容疑で逮捕され、警察によって犯行をでっちあげられ有罪判決を受け、9年間服役したあと、真犯人が見つかった。ところが無実が判明したその男は石階段から転落して死亡する。

殺人犯の家族もまた、その人生を大きく狂わされ、歪められてしまう。ましてそれが冤罪であったとしたら。。。

買う前にAmazonのカスタマー・レビューを読んだら、「この本を読む前に「犯罪者」を読みなさい」というコメントがあり、先に、「犯罪者」を読んでからこれを読んだ。

真相を暴く3人が、前作に引き続きて登場する。「犯罪者」を先に読んでおくと、3人の性格や立ち位置がよくわかる。

もう1冊、「天上の葦」で太田愛の3部作が完結する。これまた長編で読破に時間がかかりそう。

***

コロナ関連ニュースは、感染に関するものから、経済や雇用の深刻さに重心が移ってきた。
仕事を失ったアルバイト学生や外国人研修生の悲痛な声が報道されている。
完全に抑え込めない状況で、外出自粛を緩和すれば、当然、感染リスクは増加するが、だからといって、完全に終息するまで緊急事態宣言を続けたら、失業者は増え、企業の倒産が増え、国の財政収支は悪化し続けるだろう。

不幸中の幸いというべきかどうか、日本人は人口10万人当たりの新型コロナウイルス肺炎による死亡者数が欧米諸国に比べて、かなり低いという。

これから気温の上がる夏に向かって、インフルエンザのように感染者が減っていくとよいのだが。
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