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2020/1/4 戦争 [考える]

アメリカ軍がイラクのバクダッドでイラン司令官を殺害した。
トランプ大統領は「戦争を止める措置をとった」と述べた。

戦争で仲間を殺された側には、悲しみと憎しみしか残らない。

そして戦争はイラクに駐留するアメリカ軍とイラン軍との間で始まるだろう。
被害は一般の善良なイラク人、イラン人に拡大する。
彼らも悲しみと憎しみを共有するだろう。

アメリカの犠牲はアメリカ軍兵士の一部に留まる。

過去にアメリカ本土が攻撃を受けたのは、2001年9月11日の同時多発テロくらいではないだろうか。

第二次世界大戦でもアメリカ本土はほとんど攻撃を受けていない。
アメリカは戦争を終わらせるために日本に原爆投下したと説明している。
犠牲になった人々はそのような理由で納得できるわけがない。
悲しみと憎しみしか残らないだろう。

平和ボケしている日本では戦争による現地の被害よりも、原油価格をはじめとする世界経済の混乱の方が注目されるかもしれない。

日本にミサイルが飛んできて大切な人が殺されでもしない限り、その悲しみと憎しみは共有できないだろう。その前に自分にミサイルが当たれば、そのことにも気づかずに死んでしまうが。

トランプ大統領もまた、然り。
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