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2019/7/19 投票日まであと二日 [考える]

ネット上に候補者を落選させる目的で虚偽の書き込みをすると処罰される場合があります。
とのことなので、選挙が終わってから書こうと思っていたのですが。。。
落選させる目的でもなく、虚偽でもないならよいと解釈してポジティブな意見を書きます。

気になったのはいわゆる「既成政党ではない政党」です。「政党」とも言えないのかもしれませんが、「NHKから国民を守る党」と「安楽死を考える会」。どちらもピンポイントの公約で、これだけで国会議員が務まるのかという疑問は当然でしょう。

N国
デジタル放送の時代。電波にスクランブルをかけて契約した人しか視聴できないようにする。イコール、見たくない人は契約しなければNHK受信料を払わなくてよい。
私も昔から同じことを考えていました。たぶん、これだけを実行するとNHKと受信契約する人が激減して、経営が立ち行かなくなる可能性があるため、そうしないのだと思います。
そもそもテレビを見る人に受信契約が義務付けられているのに、そのお金はすべてNHKの運営に使われるという点が視聴者側から理解しにくいと思います。
近い将来、テレビ放送がインターネット化される可能性があります。今のままだと、NHKを誰でもみられる代わりに、パソコンやスマホを持っている人はすべて受信契約しなさいということになりそうです。
NHKの経営を維持する手段を考えつつ、視聴者の不平等を解決すべきではないかと思います。

選挙区では到底当選できないと思いますが、比例区(参議院は全国区なので)では、もしかしたら一人当選できるかもしれないと思い、今回は比例区はN国に投票してみようと思います。というのも、悲しいことに既成政党を眺めてみても投票用紙に書きたい政党名がないのです。


安楽会
総務省のサイトによると、略称は「安楽会」となっていました。さすがに投票用紙に「死」と書くのはためらわれます。しかし、「安楽死」と「安楽会」では言葉のイメージがほとんど真逆と言っていいくらい違います。
それはさておき、人間の最期を看取る仕事をしていると、死にたくても死ねない人に出会うことがあります。安楽死というと癌の末期で苦しんでいる患者を思い浮かべると思いますが、そのような患者さんは、緩和ケアという治療概念が確立され、麻薬で苦痛を軽減してあげて、その結果死期が早まっても容認するようになっています。消極的な安楽死と言えるかもしれません。
私が気の毒だと思うのは、神経難病の患者さんです。進行すると体が動かなくなり、言葉を発することも困難になることがあります。そうなると、寝たきりで、どこかが痛くても痛いと訴えることもできず、寝返りも打てないのでそのまま耐えるしかないのです。最終的に肺炎かなにかで息絶えるまで、なにもできない状態で生かし続けられるのです。これは地獄です。
安楽死が必要な場合があることは比較的多くの人が認めていると思います。ただ、法制化するとなると、どこまでが生きていたくて、どこからが死にたいのかという線引きがとても難しく、また人によっても生きたい人、死にたい人と様々なので、ほとんど不可能に近いと思います。
元気なうちに「延命処置はしないでほしい」と意思表示しておくというのは現実的のように思われますが、実際、元気なうちには死にそうな状態を具体的にイメージできておらず、希望が叶うようなシチュエーションも限られます。例えば、交通事故で意識が回復しないというような場合は元気なうちにそのような意思表示をしていれば延命措置はしないということが受け入れやすいですが、先ほど書いたような、神経難病の例や、あとからうつ病になって「死にたい」といった場合などは判断が難しいと思います。それだけ「死」の問題はハードルが高く、立法府や法律家も避けて通りたいところだと思います。その意味では真正面から立ち向かう「安楽会」は評価できますが、率直に言って議席確保はN国よりもさらに厳しいと思います。

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いっぷく

政治に閉塞感があると、かつてのミニ政党ブームのように1~2議席とることはあるかもしれませんね。
by いっぷく (2019-07-20 03:03) 

SGW

コメントありがとうございます。民主主義ではmajorityの意見が優先されますが、minority への配慮も必要だと思います。明日、投票してきます。
by SGW (2019-07-20 20:57) 

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